資産保全とコンプライアンス
コンプライアンスから、真の安全性確立を実現
多くのメーカーがコンプライアンス要件を満たすことの重要性は理解している一方、コンプライアンスのプロセスと既存の業務プロセスの統合や新たな安全性/リスク問題への対応に、大きな負担を強いられています。2008年のIBM社の調査によると、調査対象企業の58%が、過去3年間に高リスクな事例を経験しており、中には15億米ドルの財務損失を招いた事例もありました。このような重大な事態が発生しているにもかかわらず、将来の高リスク事例への対策を検討している企業は、全体の1/3にも達していませんでした*。
現状では、大部分の法規制は高リスク事例の後に策定されるため、グローバルな企業経営を脅かす新しい形態のリスクは、十分に予防できていません。そこで、競争力を持続するためには、想定外の脅威を予測できる柔軟性を備えたシームレスな統合ITアプローチが必要だという認識が高まりつつあります。こうしたニーズの中心にあるのは、あらゆる業務の可視化と標準プロセスの実現です。グローバルなシステムを使用して、さまざまな国の衛生/安全、排出量、環境コンプライアンス要件に対応し、さらに効果的な資産運用/保全アプローチを展開することで、リスクの軽減とプロセスの効率化が可能になります
その結果、以下のようなメリットを実現できます。
- コンプライアンスの予見性の向上
- 体系化によるコスト削減の実現
- 企業の事業継続性の強化
- 従業員、資産、環境の安全性向上
SAPがあれば、企業各社の課題に対応することができます。SAPのアプリケーション、サービス、パートナーを活用することで、これらの問題に対処し、コンプライアンスと安全性のリスクを軽減しつつ、全体的なビジネスパフォーマンスを向上できるようになります。
資産の保全とコンプライアンスを実現するソリューションとサービス
世界のさまざまな企業が、SAPのソリューションとサービスを使用して、資産保全およびコンプライアンスを全社的に管理しています。各企業は、業務別のダッシュボードを使用して、担当領域の業務手順、主要業績指標(KPI)、業務分析データにアクセスすることにより、さまざまな脅威を回避しています。また、先行指標/遅行指標を追跡して問題点の可視化、期待されるパフォーマンスレベルと業務状況の差異検出、警告の自動送信を実行しています。
さまざまな領域に対応する統合ソリューション - 環境・安全・衛生、環境関連コンプライアンス、企業資産管理、信頼性の高い保全管理、通関処理の管理、製造業務の統合、ビジネスインテリジェンス(BI)、リスク管理、ERP、学習ソリューション、統合プラットフォーム - を活用して、全社規模の可視化を実現し、パフォーマンスデータへのアクセスを提供することで、安全性、コンプライアンス、リスクを許容範囲内に維持することができます。
資産の保全、リスク、コンプライアンスの情報を統合することにより、業務を強化できます。SAP NetWeaverが可能にするサービス指向アーキテクチャー(SOA)とソリューション統合により、業務の柔軟性を強化できます。SAPのサービス/コンサルティンググループは、複数の場所にあるシステムを迅速かつ効率的に連携できるように、あらゆる段階にわたってお客様をサポートします。また、資産の安全性/コンプライアンスソリューションの投資効果を最大化する、効率的なIT環境の運用に役立つ情報豊富なツール、ダッシュボード、リソースを提供します。
*IBM Institute のビジネス・バリュー・プレゼンテーション「Achieving Safe & Reliable Operations Using an End-to-End View of Enterprise Risk Management(エンドツーエンドのエンタープライズリスク管理を使用した業務の安全性と信頼性の達成)」、2008年5月